ポジポジ病の原因を対策する

ポジポジ病の原因を対策する

人間の自制心や意志力といった、認知資源には限りがあると考えられていて、これを自我消耗と言います。

自制心や意志力は、使えば使う程減っていくので、何か物事に打ち込んだ時には、後半になるにつれて、当初決めたルールを守りにくくなるというものです。

問題を抱えて疲れた脳は、段々と正常な意思決定能力を失ってしまいます。 疲れている時や、禁煙、無理なダイエットなどの時に不機嫌になるのも、自我消耗のせいだと考えられています。

ストレスを感じることによって自制心が擦り減ってしまい、ネガティブな思考や感情を回避することが難しくなり、不機嫌へと繋がるのです。 投資の世界には、俗に「ポジポジ病」と言われるものがあります。

「ポジ」とはポジションのことで、トレードをしたいあまりに、無駄にポジションを持ちすぎてしまうことを言います。 身に覚えがあるかもしれませんが、このポジポジ病には自我消耗が大きく関わっています。

投資家にとって最大のストレスは、おそらく誰もが共通して、損失を抱えている時でしょう。

損失を抱えている時間や回数を重なるにつれて、脳がストレスを抱えて自我が消耗します。

その結果、自制心や意志力が弱まって、損失ポジションをホールドしたり、普段は入らない場面でエントリーしたりしてしまいます。

そして、普段は入らない=ルール外のエントリーのため、更にストレスを抱えてしまい、同じ事を繰り返すという負のスパイラルにも陥りやすくなってしまうのです。

人間の脳は、AIのように毎回同じようには働きません。

判断を繰り返すことによって、自制心も意志力も弱くなり、次第に正常な判断ができなくなっていくものです。 相場は一回一回が勝負で、常に万全の状態でトレードできるのが最良です。

そのためにも、トレードの後には一定の間隔を空けるようにすると良いでしょう。

「一度トレードをしたら、一時間は休む」「一日に二回までしかエントリーしない」という形で、最初から自我消耗を視野に入れたルールを作るべきです。

スキャルピング、デイトレ―ド、スイングトレードなど、自身のスタイルによって数字は変えてください。 このようにすることで、投資家にとって重要な、脳の体調管理を自然と行えるようになるでしょう。