逆行しているのに、自分が思う方向へ動く理由を探してしまう

逆行しているのに、自分が思う方向へ動く理由を探してしまう

欺瞞とは、「騙す」「欺く」という意味の言葉です。

自己欺瞞は、「自分自身を騙す」という意味で、自分の良心や本心に反していると心のどこかで知りながらも、それを正当化している状態を言います。

日常生活の様々な場面で見られる心理現象ですが、同様に、投資の場のおいてもよく見られるものです。上がると思って買った銘柄や通貨でしたが、自分の思惑とは反対に下がってしまったとします。

この時、頭の中で損切りについて考えているようであれば良いのですが、自己欺瞞が働いてしまうと、下がっているという現実を見ないで、そこから上がる理由を探してしまいます。

「少し入るのが早かったかな」「こっちのラインで反発するかな」などと、先にお話しした希望的観測や、損失を確定させたくないというプロスペクト理論との相乗効果で、自分の当初の思惑通りに動く可能性を探してしまうのです。

明確なルールがない限りは、このような本能に打ち勝つことは難しいでしょう。 そのため、最低でも損切り価格だけは必ず決めておくべきです。

新規注文と同時に、損切り注文も入れておければ尚良いでしょう。利食いについても、先に目標地点を決めておくのも戦略として有効です。

先に決めてしまうことで、利益最大化のチャンスは逃す可能性がありますが、チキン利食いによって微益で終わってしまうことも少なくなります。

また、扱いは難しいですが、「トレール注文」を使うことで、利損失を限定しながら利益の最大化も狙えますので、エントリー後に右往左往してしまう場合は、検討してみても良いかと思います。

※トレール注文・・・トレール注文とは、レートが上昇するとともに逆指値注文の値も上昇していく(レートについていく)という注文方法トレードルールについてですが、エントリー回数が多すぎる場合は、利確や損切りの価格的なルール以外にも、「一回トレードをしたら、どのくらい休むか」というのも決めるのがお勧めです。

投資で成果を上げている人には、エントリー回数が少ないという傾向があります。エントリー回数は多いよりも少ない方が、当然ルールを守りやすくなります。

また、トレード回数が少ないのに成果を上げているというのは、伸ばすべき利益をしっかり伸ばして、逆に損失は小さいことも表しています。

「ポジポジ病」に心当たりがあるようでしたら、是非、ルールとして決めてみてください。

「ポジポジ病」については次回説明します。